「ただいま!」「おかえり!」が言える間取り

子供と暮らす住宅の間取りを考えるとき、いつも心掛けていることが有ります。それは「ただいま!」「おかえり!」が言える間取り。

帰宅後すぐに自分の部屋に行くのではなく、リビングに家族が自然と集まる間取りが理想です。そこで、おすすめなのが”キッチンから見える位置にリビング学習スペースを作る”ことです。

子供の帰宅後は食事の準備に追われる時間。ですが、この間取りならば、そんな時間も今日の出来事を聞いたり、分からないところの質問に答えたり、気軽にコミュニケーションを取ることが出来ます。

勉強への切り替えスイッチ

また、勉強道具が全部自分の部屋にあるとなかなか勉強のスイッチは入らず、重い腰を上げるのも一苦労。

しかし、学習スペースが目に入るところにあると、やりのこしたことが気になる!となりやすく、自ら勉強に戻るきっかけにもなります(人はやりかけの事に対して強い印象を持つもので、完結したいという気持ちがわきます。これを心理学ではツァイガルニク効果と言います。)

絆が深まる学習スペース

今何をしているのか、何どんな勉強をしていて、好きな遊びや本は何なのか、子供が成長していくに従って把握することは難しくなります。

小さい頃から目の届く場所に子供にとっての”自分の場所”があると、心の変化にも気付くことが出来ます。

私自身、小学生のころから大学生になるまでずっとリビング学習をしてきました。リビングにいると「今日何かあったのかな」と、本当の意味で家族が良く見えます。

また、それぞれ別のことをしていても気配を感じるだけで心の距離は近くなります。あなたの家にも、家族の絆がより一層深まる”リビング学習”を取り入れてみませんか。

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