子供が小さい時は親のそばで自然と遊んでいた子供もだんだん親の目が届かない所でも平気になり、自分だけの部屋でも過ごせるようになります。

子供の成長の過程でも、家族の理想の間取りを取り入れていれば、コミュニケーションをとる機会が自然と多くなり、家族の繋がりを大切にすることができます。

家族の理想の間取りとは、

  • 家族が自然とリビングダイニングに集まる間取り
  • 帰宅したらすぐに自分の部屋に引きこもることなく顔を見て「ただいま」「おかえり」が言える間取り
  • 家族がそれぞれ家の中の別の場所で別の事をしていても、何となく誰がどこにいて何をしているのか、気配を感じる間取り

 

それらを実現するための工夫をご紹介します。

インナーウィンドウウィンドウで家族の気配を感じる!

インナーウィンドウ(室内窓)をリビングダイニングに隣接する部屋の壁面に取り入れると、リビングダイニングにいながら、隣の部屋で誰が何をしているのか、声も届き、気配も感じることが出来ます。

また、空間のアクセントにもなり、おしゃれで絵になる空間になるのでおすすめです。

窓によって視野に奥行きが出るので、閉塞感も軽減されて、広く感じる効果も有ります。

キッチンから見渡せる

1日のなかでママが最も長く過ごす場所はキッチンではないでしょうか。

キッチンをオープンにして、家事をしながら見渡せる配置にしてみましょう。

写真の様に、キッチンから隣接する部屋も見渡せる間取りは、家族とコミュケーションを取る機会が増えておすすめです。

顔を見て「ただいま」「おかえり」を言うこともできますね。

LDKの1部分を引戸で仕切る

広いリビングダイニングには自然と家族が集まります。LDKに隣接する部屋や和室のコーナーがある場合、壁で間仕切るのではなく、引戸で間仕切ると1つの部屋として使うことが出来ます。

子供が小さい時は開けておき、居室が必要になった時には閉めて使うことが出来ます。

引戸の素材も完全に光のとおらない物よりも、光を通し、なんとなく人の気配が感じられる素材が、部屋全体も明るくなるのでおすすめです。

以上の様な間取りにするために大掛かりなリフォームをしなくても、例えば、ドアにガラスのスリットの入ったものに取り換える・襖を取り外してカーテンなどの布で仕切る、などの工夫で緩やかに空間を間仕切り、家族の気配が感じられる間取りにすることが出来ます。

空間を広く使うことが出来、家族の繋がりを大切にすることができる「緩やかな間仕切り」を取り入れてみてはいかがでしょうか。