こども目線で家の中を見てみると、不便なことがたくさんあることが分かります。
まだことばでうまく伝えることの出来ないこどもは、そのたびに自分でうまくできないことにイライラが募ったり、不満を感じたりしているようです。
実際どのような不便を感じているのか、こどもの意見をもとに3つご紹介します。
部屋の電気をつけるにも、スイッチに手が届かない。手を洗いたくても、水栓に手が届かない。上着を取りたくてもハンガーラックに手が届かない。など小さな身長で手が届かない所はたくさんあります!
「手が届かない=自分でできない=大人の手伝いが必要」となり、こどもは自分でできないことにストレスを感じ、親はその度に手伝わなくてはならないので大変です。
こどもの手が届かないところは、こどもが触って危険なものや触ってほしくないものの定位置。逆に身支度などの自分でやってほしい部分は手が届くのがベスト。
「自分のことは自分で」が身に付き、親も子をほめる機会が増えます。
エネルギーありあまるこどもたちは家の中でも元気いっぱい。少しでも体を動かしたいと思っているようです。
そこで、こどもが自由に遊べるキッズベースには登る&降りるができるちょっとした段差や、2段ベッドやロフトなど、ちょこっと体を動かせるところがあると、雨の日など出かけられず親子ともにストレスがたまる日も、快適にすごせます。
平坦な間取りではなく、階段下や縁側など、少し入り組んで区切られた小さなスぺ-スがあると、こどもの遊びが生まれる“基地”になります。
日本の住宅はどうしても狭く、家具を部屋いっぱいにつめこみがち。
家具の角は頭をぶつけやすく、キッチンの角や扉の角は、こどもが足をよくぶつけます。コンビカーやおままごとのベビーカーを家の中で走らせたり、走り回ったりすることをさせない!というのは不可能に近いので、家の中で安全にすごせるようにする必要があります。
家具の角が丸いものを選ぶ・ぶつけても安全なシリコン等のカバーを角に取り付けると安全です。
また、扉は床面積を取らず、バタンと閉まることもない引戸がおすすめです。
ほかにも収納の扉が大きすぎてこどもには開けづらかったり、逆に危ないものが手の届く範囲にあって危険だったりと、こども目線で家の中を見渡すと、今まで気が付かなかった不便や危険な箇所が分かります。
こどもの立場にもたって家づくりすることも大切です。
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